スマブラ参戦キャラは何者なのか?
例によってネタバレキャラです。続きを読むをクリックする際はご注意を。(リンクから飛んできた場合はどうにも・・・)
余談ですが、今回のキャラクター。今作で一番語りたいキャラです。参戦してくれてありがとう。
今回は”○o○○○○ 篇”です。
出演作品:ダックハント
光線銃シリーズとして発売されたダックハント。光線銃シリーズは、1970年に発売された玩具が始まり。的となるおもちゃに光線銃から放たれた光が命中すると、的ごとにリアクションをしてくれるものでした。
その後はブームが去って使い道に困っていたボウリング場をレーザークレー射撃場として開いたり、光線銃SPとなって進化したり・・・とゲーム機向けに出る前から登場している大御所。
ダックハントはこの光線銃SP出身で、ダックハントという名義ではファミコン以前から登場。
ただし、この頃はただ単にカモを撃つ遊びで、犬は登場せず。
スマブラでは1984年初登場となっているように、犬が登場するのはファミコン版から。
ファミコンの光線銃シリーズは、古い順で行くとワイルドガンマン、ダックハント、ホーガンズアレイ。
いずれも銃型コントローラをテレビに向けて撃つというもので、その仕組みはテレビから出る光線を銃が感知することで、撃墜シーンに切り替わります。
一般的な解釈だと銃から発射ですが、発送の逆転で送受関係が逆になっています。この仕組み、Wiiリモコンでも用いられていて、こちらはセンサーバーから送られてきた赤外線をWiiリモコンが受け取るというこれまた一般的な解釈とは逆に関係になっています。
余談ですが、ダックハントはファミコン以降だとメイドインワリオ、はじめてのWiiなどでチラッと登場。
光線銃の後輩としてはスーパースコープがスーパーファミコン周辺機器として、WiiザッパーがWii周辺機器として登場。スーパースコープはアイテムとしてスマブラにも。
スマブラでは光線銃シリーズ代表として登場。ダックハントモチーフというよりは光線銃の集合体といった感じで、光線銃シリーズモチーフの技を使いこなします。
まず、通常必殺技はホーガンズアレイよりトリックショット。缶を取り出し蹴ります。すると、その缶めがけて画面外にいる光線銃を持った第三者がその缶めがけて撃ってきます。
横必殺技は先述したレーザークレー射撃場モチーフのクレー射撃。トリックショット同様画面外から第三者が撃ってきます。
下必殺技はワイルドガンマンよりワイルドガンマン。5種類のガンマンの内1人が登場。前方めがけて一発射撃してくれます。
・・・といった感じで、光線銃シリーズはうまいぐあいにまとめてくれたキャラクターかなと思いました。
筆者が気になったのは画面外にいる光線銃を持った第三者。誰が撃ってきているのか分かりませんが、状況から考えても当時のプレイヤーが遊んでいる状況を再現しているんでしょうね。
そう考えると、プレイヤーもひっくるめて参戦していることになり感慨深いなと。
原作ではどう考えても仲の良くないカモと犬。大乱闘中も共闘しているかのように見えて、犬が攻撃を受けている時はカモがニヤニヤしていたりと遊び心があってとてもいいキャラ。
もう今では続編なんて出るわけもありませんが、せっかくスマブラに出たわけだし続編待ってますよ。
もし”ダックハント“を知らないならこれを遊ぼう!
ダックハント () 任天堂 |
Wiiソフト はじめてのWii(ソフト単品) () Nintendo Wii |
とても古い作品なので現状だと、ソフトがあっても環境が揃わず出来なかったり・・・。
というわけで、はじめてのWiiをお勧め。トリックショット、クレー射撃、ダックハント全ての要素がシューティングステージで遊べます。
<某日追記>
ダックハントをはじめとした光線銃シリーズがなんとWiiUのバーチャルコンソールとして配信されました!
Wiiリモコンでのポインティングになるので、当時とはちょっと操作感が違うかもしれませんがありがたいですね。
ゲームの父・横井軍平伝 任天堂のDNAを創造した男 (2010/06/11) 牧野 武文 |
ダックハントをはじめとした光線銃シリーズをもっと知りたいのであればこの本を。横井軍平さんはスマブラでもお馴染みゲーム&ウオッチ、ファミリーコンピュータロボットの生みの親であり、光線銃シリーズの生みの親でもあります。
スマブラにはどんどん横井さん作品出典のファイターが増えてきて嬉しい限り。
お気軽にコメントをどうぞ!