【ゲームレビュー】「人狼」を題材にしたホラーサスペンスADV「レイジングループ 」【ネタバレなし】

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レイジングループ
対応機種:iOS、Android、PS Vita、PS4、Switch、PC
発売元:ケムコ
開発元:ケムコ

グラフィックサウンド世界観/ストーリー操作性満足度
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ざっくり紹介

「レイジングループ」は大人気テーブルゲーム「人狼(汝は人狼なりや?)」を題材にした、ホラーサスペンスADVです。

全編フルボイス!(スマホ版は除く) プレイ時間は(多分)30時間くらいは到達する、大ボリューム! FATEの奈須きのこさんも絶賛した良ストーリー! につき、最初はスマホゲームでしたが、その後他機種にも移植されました。

ざっくりあらすじ: 

旅行者「房石晴明」はバイク旅行中に道に迷い、なんやかんやあって休水と呼ばれる集落に身を寄せることになり、この集落で、おおかみ様をくくる為の狂気の儀式「黄泉忌みの宴」に巻き込まれてしまう。

さらに、房石は死ぬと記憶を保持したまま儀式の前に巻き戻る「死に戻り現象」に遭遇する。 

…房石はこの集落、そして現象の謎をすべて解くことができるのか!?

ココがイイネ!

  • ただの「人狼」では終わらない、超濃厚ストーリー
  • とはいえ、「人狼」特有の面白さも捨ててない
  • 快適なゲームシステム
人狼は、本当に実在するのか?

ただの「人狼」では終わらない、超濃厚ストーリー

このゲーム、簡単に言ってしまえば「人狼」が題材になった、ループ物のデスゲームのようなものなのですが、「人狼」の儀式以外にも不可思議なことが主人公の周りでたくさん起きます。

主人公が死んだわけではないのになぜか時間が巻き戻る… 謎の奇病… 本物の人狼の出現… 

このゲームの最終的な目的は、「人狼ゲーム」に勝利することではなく、このすべての謎を解決することです。

けっこうノベルゲームにかかわらず、ドラマ、映画でもありがちだと思うのですが、サスペンスものって意味深な伏線を残して、結局最後まで回収しないという話がよくあるじゃないですか。

このゲームは、(一部意図的に謎を残すところを除いて)全部の謎をほとんどきれいに説明します!!

全体を見ると、かなり長いノベルゲームだと思うのですが、すこしずつ謎が明らかになって、でもまた謎が増えて…という繰り返しになるので、時間を忘れて先へ先へと読み進んでしまいます。そして最後はすべて明らかになるので、すっきりして終わることができるでしょう笑

作者amphibianさんは、察するに民俗学や心理学?にかなり詳しいように見え、このゲームでは「人狼」やその周辺を取り巻く要素を独自の解釈で語られています。とにかくただのデスゲームでは終わらない重厚な世界観が待っています!

とはいえ、「人狼」特有の面白さを捨てていない

「レイジングループ」の「儀式」のルールは「人狼」を元にしています。だから、毎日議論を行い人狼を一人くくる、という基本ルールはそのままですし、「占い師」「狩人」のポジションも当然います。自身や自身の陣営が生き残るために、役職を偽ることだってします。

ゲームを遊んでいると、現実の人狼ゲームでもよくある死に方が出てきます笑

基本は選択肢の中から選ぶことによりゲームが進行する、シンプルなADVですが、現実の「人狼」と同じような思考を行う場面も多々出てくるので、ここがおもしろいです。

さらに、一通りシナリオを見終わった後は、「暴露モード」というモードが追加されます。これはネタバレのために伏せられていた各登場人物の心情を確認することができるという機能です。

人狼…もとい、黄泉入りの宴を行っている最中に、他の登場人物は、儀式を立ち回るためにどんなことを考えていたのか、後から見返すのが面白いですよ笑

快適なゲームシステム

とんでもないボリュームがある今作ですが、UIの方も充実しております。

今作はルート分岐が多く、また一度あるルートを進めていないと別ルートに行けない、ということもあるのですが、物語のチャプターがかなり細かく分かれていて、いつどんなタイミングでも、自由なチャプターから再開することができます。

フラグ処理が複雑になりがちなADVですが、これなら快適!

ココがあんまり…

  • 今作だけではゲームの残り数%の要素が理解できない
  • 声優が…

今作だけではゲームの残り数%の要素が理解できない

先ほどほぼすべての謎が明らかになる! と言ってしまったのですが、それは作者の前作「D. M. L. C. -デスマッチラブコメ-」を私が以前遊んでいたからかもしれません。

いわゆるファンサービス的なやつだとおもうのですが、この作者の前作の要素が、「レイジングループ」にもほんのちょっとだけ入ってきます。

「D. M. L. C.」を遊んでいないと、(特にゲーム終盤やおまけシナリオで)「????」となる要素が含まれるかもです!

とはいえ、今作の本筋にかかわるレベルではないので、楽しさを削ぐほど気にはならないと思います。

声優が…

本作はスマホ版以外はフルボイスなのですが、起用されている声優は実はみんな新人さんのようです。なので、一部の役の声が…気になる人は…気になるかも…?

といっても、声優さんはどの方も本気で演じているのは伝わってきます。主人公ボイスも、最初は正直「?」と思いましたが、進めていくうちに気に入りました笑

総合的に

実はちょっと昔から本作の作者「amphibian」さんのゲームはいくつか遊んでいたのですが、今作が間違いなく一番作者の作品の中で面白いゲームでした。

上には書ききれませんでしたが、今作は登場人物も多いです。が、決して物語を進める中で無駄となるキャラクターはいないです。ゲームを終えるころにはみんな好きになれる、そんな作品です!

スイッチ版では、なんと1ルート+αがまるまる遊べる体験版を配信されています。本作が気になる方はぜひ! 1ルート分遊べるので、体験版なのにがっつり遊べますよ。

こんな人にオススメ

  • 人狼・伝奇モノ・サスペンス・ホラー ←これらのどれかのワードにひっかかる人
  • 謎を明らかにすることが好きな人
  • ありきたりなヒロインに最近飽きてきたな~と思っている人

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