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「GUILDシリーズ」の第2弾タイトルのひとつである「怪獣が出る金曜日」をレビューします!
“キラキラ輝く昭和の街並み”や“人間模様”が色濃く描かれている本作。
筆者は平成生まれなので、昭和生まれの方よりは感情移入出来ていないかもしれませんが、
ぼくなつファンである故、ある程度昭和の良さはかじってます(汗) その上でのレビューです!
オリジナリティー | グラフィック | サウンド | 熱中度 | 満足度 | 快適さ |
8 | 9 | 9 | 7 | 8 | 9 |
「ぼくのなつやすみ」シリーズの綾部和さんが手掛けているので、台詞回しや
歩き方のモーション、ミニゲームの作り込みっぷり、あらゆる側面で“綾部カラー”が
じわじわと漂っています。ぼくなつを溺愛している私には堪らないですよホント・・・。
綾部さんの作品は、心の性感帯的な部位を刺激してくるんですよね。
昔感じていた記憶が掘り返されて、ゲームの世界なんだけどあの頃の記憶とどこか似ていて
比較して妄想して、「あぁ楽しかった」と満足感に浸れる。これがシミュレーションだと。
東京郊外の小さな商店街や田園風景の温かみのあるグラフィック。
「タイムトラベラーズ」や「ポケモン不思議のダンジョン ~マグナゲートと∞迷宮~」の
音楽を手掛けたノイジークロークによる、昭和の雰囲気にばっちりハマる楽曲たち。
ぼくなつのDNAを受け継いでいるだけあって、収集要素やミニゲームも勿論あります!
街に散りばめられた「怪獣ピース」は、7つ集めると「怪獣カード」が1枚貰えます。
友達と「怪獣カード」を持ち寄って「怪獣カード合戦」を楽しむことが出来たり、
勝負に勝った方は親分、負けた方は子分になり、親分に呪文をかけられたり・・・。
小学生の頃、自分は友達同士でデュエルマスターズを楽しんでいたクチなのですが、
「怪金」と同じように親分子分となって言うことをきく羽目になったりしたなぁ。
本編は2時間ほどでクリア出来てしまい、その後のボーナスゲームも割とすぐに埋まります。
これをボリューム不足と思うか、思わないかで評価は大きく分かれると思います。
怪獣カードは1枚移動するだけの単調なルールで
ぼくなつの虫ずもうには確実に劣っていたり、
ストーリーが詰め込みすぎて何だかもう慌ただしかったり、気になる部分も。
一言でまとめると「雰囲気ゲー」です。良くも悪くもね。
本作を遊んでみて、やっぱり自分は綾部さんの作品が大好きだということが分かりました。
「怪獣が出る金曜日」はニンテンドーeショップにて800円で配信中です!
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