こんにちは。イッキです。
ゲーブラでは度々取り上げてますが、仙台を中心に活動されているゲーム音楽吹奏楽団「しかしMPがたりない」の第11回演奏会が2022/2/20に開催されました。通称えむぴさんです。
今回の演奏会はオンラインによる生配信という形式がとられました。
もちろんコロナ禍ためです。
予定では2020年に開催を予定していた楽団初の東京講演が11回目演奏会となるはずでした。しかし、コロナによって開催を断念。2021年には例年通り宮城での開催を決定するも第6波の到来でそれすらも厳しい状況に…。そして、開催予定の1ヶ月前にオンラインでの開催に方針を変更し、今回に至ります。
そこに至るまでは紆余曲折があったわけです。外部に公開している情報のみでそれが伝わってくるわけですから、内情はもっと厳しいものがあったでしょう。本当に開催ありがとうございます。そして、お疲れ様です。
そんな第11回演奏会ですが、今回はイッキ、ひえみず、まさが視聴しましたので、その感想を記事にまとめたいと思います。
えむぴさんに負けじとゲーブラの内情を書きますが、複数人で書く感想記事って構成迷うのです…。
前回第10回演奏会の感想記事はこちら↓
あなたのえむぴ歴
第2回演奏会以降全部参戦。某駅や某センター、ジャズフェスで開催されたものも9割は聴きに行ってます。
…っていう情報を感想記事書く度に書いてる気がしますが、別に自慢したいわけじゃなくて、仙台なんて場所でもゲーム音楽を上質に楽しめるイベントがあるんですよってことを東北民に広めたいだけです。関東だけにイベントが集まってわけじゃないのよ。
えむぴには第6回、第8回、第9回の計3回参戦しました。若干記憶が不安でゲーブラのラインを見返しましたが、公式HPの題名を見返したら記憶が一気によみがえりました。
第10回も、私の大好きな「洞窟物語」のBGMを演奏するという事で、是が非でも行きたかったのですが、無理でした。とてもかなしい・・・
私は関東在住なので、仙台に音楽を聴きに行くとなると、新幹線でそこそこの遠征になります。にもかかわらず、えむぴはこの演奏会目的で仙台に行く価値が…あるんですよ…
仙台在住のイッキさんの紹介で「MPのない音楽会Ⅵ~えむぴ帝国の逆襲~」から計5回の音楽会は全て現地で参戦してきました。
遠征してまでも観に行きたくなるえむぴの演奏の良さ、演出の面白さに毎回惹かれています。
印象に残った曲/シーン
とたけけメドレーと称して戸高一生メドレーなのは意表を突かれました。このメドレーだけ生演奏ではなく編集済みの動画が流されたのですが、その動画の編集も凝ってて、オンラインならではでした。DS献立全集のBGM採用されていたのはさすがの一言。任天堂ファンでも手を付けない領域ですよ。ただ、戸高メドレーであればけけソングは入れてほしかったな…!
そして、マリオ組曲。クッパメドレーがなんといってもすごかった!いや、すごかった!マリオカート→マリオ本編→マリオカート→マリオ本編といわゆるクッパキャッスルとそれの基となったマリオ本編のクッパBGMが違和感なく繋がれていた箇所があったのですが、映像なかったら曲が切り替わったことに気付かなかったですよ、アレ。あれだけでもいいからアーカイブほしい。アンテの中ボスメドレーもたまに聴いてるんです。お願いします。バズりそう。
マリオ組曲の4楽章のクッパメドレーです。正直これもう一度聴き直したいのですが、マリオの本編・外伝含めたいろんなクッパ関連の楽曲がメドレー形式になっていました。
曲のつなぎが違和感が無さ過ぎて、編曲すげぇ…と聞き入ってしまいました。
まるでスマブラの新規アレンジ曲のような構成でした。このメドレーをバックにスマブラを遊びたい(?) とにかくかっこよかったです!!
次点でとたけけ…という名の戸高一生メドレーも良かったです。(ガチすぎる動画編集も込みで)
個人的にはXの「トンネルシーン」が好きだったので、演奏してくれて嬉しかったです。あの曲はGB音源の限界に挑戦したBGMだと思っていますが、吹奏楽アレンジもいいぞ。ドット絵も全体的に凄かったなぁ。
ノリの良さが際立つ楽曲の数々が展開する飛翔メドレーやドラクエ楽曲も最高でしたが、とたけけメドレーが秀逸の出来で感動しました!
「とたけけ」メドレーだからどうぶつの森だけかと思い込んでいた所に、Wii Sports Clubのメインテーマで度肝を抜かれた。
どうぶつの森の作曲家としても知られる戸高一生氏の楽曲で、個人的にもお気に入りのトンネルシーン/X(エックス) が吹奏楽で演奏できるのにも感動した。
メドレー終盤、本当の“とたけけ”メドレーの完成度にも感動した。そして聴き入ったなぁ。オンラインだからこその別撮り映像による魅せる演出も面白い試みだったと思いました。
マリオ組曲は多々あるマリオゲームの豊富な楽曲の中から選りすぐりのメジャー/マイナーどころが詰まった選曲でしたね!
ガチガチのメジャー曲だけじゃなく意外性のあるマイナーな選曲もあり、こだわりを感じました。
あと地味にオリガミキングの楽曲が入っていたのも嬉しかったです。
あっ、仙台空港のカット、演奏会なのにオンラインだからできた違和感のなさと斬新さも良かったですよ。
全体を通して
オンラインになった影響からか、定番のちょっとしたストーリーが完全になくなってました。個人的には楽しみにしていた1つの要素なので、ちょっぴり残念。舞台上とスクリーン上をミックスした演出になるので、オンラインで伝えるのは難しいのだろうなぁ。
ただ、今回オンラインで実施されたおかげで、次回が有観客開催できない世情であって場合でもまたオンラインで開催してくれると確信が持てたので楽しみにしてます!贅沢ですが、有観客+オンライン両形態ってのも新しくていいかもね。でも、当日の運営死ぬほど大変だろうなぁ。配信チームと舞台チーム両方必要になるし。
次回は有観客で開催できる世情であればいいなぁと切に願います。
オンライン配信は、ただ演奏を行うだけではなく、録音環境の整備や専用の動画編集、配信のメンテナンスなど、リアルの演奏会では発生しないタスクもたくさんあって、大変だったと思うのですが、当日ほぼトラブルなく視聴ができたことがまず凄いなぁと思いました。開催前の一カ月前に方針を決定したという事で、準備も大変だったと考えられます。すごいぞえむぴ!
オンラインという制約がありながら、いつものえむぴ節も垣間見ることができたので良かったです。次回はリアルで開催されたら、また東北に行きたいなと思います!
楽しみにしております。
えむぴの演奏会は、改めて“音楽会”なんだなって思いました。
ただゲーム楽曲を楽しむ場という訳ではなく、全力で取り組む団員の皆さんの熱量をも一緒に楽しむ場だなぁと。
11回目の演奏会で初のオンライン配信という変化点がありつつも、えむぴらしさが存分にちりばめられてて楽しめました!
今回は急なオンライン配信開催ということもあり、えむぴの芯となるストーリー設定のある演出は難しかったと思いますが、逆に次回もオンライン配信になろうが進化を追求し続ける楽団であっていって欲しいと思います。そして僕たち私たちを楽しませて頂ければと一個人として心待ちにしております。
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