
ちょうど2週間前、3ヶ月ほど遊んでいた「メタファー:リファンタジオ」をようやくクリアしたんですよ。
プレイ時間が80時間もかかる内容でありながら、大満足なゲームでした。
それで、2月27日にモンスターハンターワイルズを遊ぶことは決めていたものの、その前に10日ほど時間があったので、その期間に遊べるゲームを探していました。
すると、ちょうどタイムラインやトレンドに「都市伝説解体センター」という文字が目に留まりました。
そこまで時間がかからないらしいし、1980円と安いし、その割にすごく評判がいいので、軽い気持ちで事前情報なしにPS5にダウンロードしてみたんですね。
…予想以上に面白かった!!
そして、衝撃の結末により脳が灼かれてしまうほど衝撃を受けて、

モンハンのキャラを廻屋渉にしてしまいました…
というわけで、私と同じように事前情報なしで遊んでほしい!という気持ちから、久しぶりに記事を書いてみました。
ざっくり「都市伝説解体センター」とは

『ようこそ都市伝説解体センターへ』
対応プラットフォーム
Steam® / Nintendo Switch™ / PlayStation®5
概要
怪異、呪物、異界などの調査·解体を行う『都市伝説解体センター』。
主人公の福来(ふくらい)あざみは、『都市伝説解体センター』のセンター長であり国内屈指の能力者である廻屋渉(めぐりやあゆむ)とともに、「都市伝説」絡みの依頼を解決していくことになるが…
ゲーム内容
「都市伝説」にまつわる怪事件を推理し、真相を解き明かし「解体」するミステリーアドベンチャー。
事件解決のために、関連人物の聞き込みだけではなく、「SNS調査」を行い、時には主人公の特殊能力「念視」を活用し過去に現場で起きた出来事を覗き見る。
普通に怖いものは苦手なタヌキ系女子大学生「福来あざみ」、怪異発生をむしろ喜ぶ変人センター長「廻屋渉」、頼れる先輩運転手「ジャスミン」の3人で怪事件を解決せよ!

ここがおすすめ! 都市伝説解体センター
ADVであるという仕様上、ネタバレを避けながらゲームの魅力を伝えるのは難しいです。
といっても、「ネタバレだから何も言えない」だけでは紹介にならないので、支障のない範囲でおすすめポイントを語ります。
①これでもかってくらいドットアニメーションが滑らかに動く
スクリーンショットやプロモーション映像を見てお気づきの方もいるかもしれませんが、本作はSFC時代のドット絵風グラフィックで制作されています。
このドット絵、マジでアニメのように滑らかに動く…!

このゲームは、この部分に最も工数がかけられているのではないかというほど、こだわりのドットアニメーションが堪能できます。

逆に3Dでカットシーンを作るよりも手間がかかっているのでは?
私はドット絵調のゲームが好きなので、まずここに心を惹かれました。

ゲームPVでドットアニメーションの一端を見ることができますが、これはほんの一部です。ぜひ、唯一無二のドットアニメーションを楽しんでほしいです。
②「ちゃんと終わらせることができる」程よいボリューム感
最近、ボリュームの大きなA級タイトルやソシャゲが乱立しており、複数のゲームを遊ぶ余裕なんてありませんよね。 現実が忙しいのは当然です。よくわかります。
本作は、作者が「普段ゲームを遊ばない人や、ゲームに疲れてしまった人でもエンディングまで遊んでもらえるように作った」とコメントしている通り、「終わらせることのできるゲーム」として設計されていると感じました。
総プレイ時間は12時間程度と長すぎず、1日1時間のペースで遊べば2週間ほどでクリアできます。
また、謎解き系のADVでは「攻略法が分からずにwikiに頼らざるを得ない」といった状況がしばしばありますが、本作は難易度が低いため、攻略情報を参照しなくてもエンディングまで到達できるようになっています。
推理の解答を入力するアクションも、総当たり法で解けるという、振り切った仕様となっています。

そう聞くと、ゲームとしての謎解きの手応えはほとんど感じられないのでは?とも思われるかもしれませんが、ストーリーの進行が予想外に読みにくい内容となっていたため、気になりませんでした。
難しい攻略要素や、余計な収集要素が徹底的に排除され、ゲームを楽しむ際のストレスが極力軽減されている印象を受けました。
そのため、忙しい社会人でも飽きずに最後まで遊べるゲームとなっています!
DL版なら1,980円という手頃な価格設定なのも魅力です。
余談ですが、本作はオートセーブに対応しており、「セーブスロットが存在しない」という大胆な仕様が採用されています。
章の区切りでセーブ画面を表示するゲームが多い中、本作ではそれすらも見られません。
通常、セーブ画面が表示されると「今日はここで区切ろうか」といった気持ちになりますが、システムの割り込みによるストーリーの中断が全くないため、気が付くと時間を忘れて没頭してしまいます。恐ろしいゲームですね。
③お前に爪痕を残す物語
本作をお勧めするにあたって、やはりストーリーの良さに触れずにはいられません。
「SNSの闇」や「ネットミーム」などに何か感じる方には、刺さる内容になっているのではないかと思います。

「TRICK」あたりのドラマが好きな人にもお勧めしたいですね。
各話ごとにエンディングテーマが流れる、など、ドラマ構成を意識して作られているため、この手のドラマが好きな人には触れてほしいです。
個人的には、「SNSの暗い部分」をサブテーマとして扱いつつも、本作のストーリーの本質は純粋に「推理モノとして面白い」点にあると感じました。
説教臭くならない程度に社会問題をサブテーマとしながら、あくまでミステリーとしてユーザーを楽しませる構成になっています。
このバランス感が丁度いいと感じました。
これ以上、本作の物語の良さをネタバレなしに語るのは難しいですが、「とにかく印象に残り、爪痕を残す」ストーリーであるとお伝えします。

お願いですから都市伝説解体センターを遊んでください
なぜここまで「都市伝説解体センター」を今、遊ぶことをしつこくお勧めするのか?
本作を最後まで遊んだ結果、ネタバレが致命的な影響を与えるタイプのゲームであると実感したからです。
もちろん、各話の推理も面白く、物語以外の魅力もありますが、やはりストーリーの良さこそが本作の最大の魅力であるため、できれば何も知らない状態で遊んでほしいという思いがあります。
例えば、『ダンガンロンパ(無印)』の背景設定のように、ネタバレを知ってしまうと物語の魅力が半減してしまうのではないかと思います。
公式からは「ネタバレ部分の動画配信許可は4月1日から」とアナウンスされており、これ以降は物語の根幹部分が頻繁に公開されるのではないかと考えられます。
都市伝説に絡んだ不気味な怪異の正体とは?
連続発生する不可解な事件の背景に潜む陰謀とは?
そもそも「都市伝説解体センター」とは一体何なのか?
できれば、ネタバレに触れる前に遊んでほしい!
YouTubeショートあたりに「衝撃のストーリー!都市伝説解体センターとは…」と30秒ほどにまとめられる前に!
お願いですから都市伝説解体センターを遊んでください。
©Hakababunko / SHUEISHA, SHUEISHA GAMES
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