感情に任せてFF14「暁月のフィナーレ」の感想を書いてみた(ネタバレなし)

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まえおき

FF14の拡張パッケージ「暁月のフィナーレ」のアーリーアクセスが12月3日にオープンして、ぼちぼち筆者もメインストーリーを進め、12月14日にすべて終わらせることができました。

最初に出た感想は以下の通りです。

「暁月のフィナーレ」は、フィナーレという名称が付いているだけあって、新生FF14が最初に公開されてから8年間続いてきた物語の結末を描く内容になっております。
筆者は2年ほど一時休止していましたが、8年前からずっとストーリーを追ってきたので、その結末を見届けることができるという事で感慨深いものです。 
メインストーリーの感想をひとことで言うと「最高!ありがとう!」なのです。

ゲーブラの定期投稿の当番に気付いたのは投稿前日(12/19)、あわてて内容を考えて書いているため、いつも以上に乱筆になりますが、勢いに任せてネタバレなしの感想をぶちまけたいと思います。

とりあえずダメだししたいこと

…いきなりダメなポイントかよ!! と思われるかもしれませんが、すべて褒めちぎるのもなんか違うかなと思いますし、最後にダメ出しポイント書くとそれが全体の印象になってしまうので、ここで書いちゃいます。

イベントクエストの面倒くささが何故か今回妙に高まっています。

尾行やステルスアクションもどきをゲーム内でやらされる場面があるのですが、FF14は本来は全然違うゲームシステムで、そこに無理やり別ジャンルのゲーム要素を取り入れているので、妙に難しくて妙に時間がかかる。失敗の判定も分かりにくいのでちょっとイライラします。

でも、(運営の気持ちも)わかる!! 
良かれと思って新しいゲーム体験をユーザーに提供しようと思って実装したら、かえってユーザーに面倒がられる。
運営型ゲームの「あるある」ではないでしょうか。。

きっとFF14の運営なので、近いうちに改善はされると思われます。どうも世界中のユーザーの意見もこの部分は一致しているようなので笑 尾行クエストはもういやだ…!

RPGとして純粋に最高だったメインストーリー

FF14はMMORPGとしては珍しく、メインストーリーのコンテンツにかなり力を入れています。
拡張パッケージごとにストーリーが追加され、毎回良い内容なのですが、今回は物語の結末にふさわしいクオリティでした。

今回のストーリーを超ざっくりと紹介すると、とあることがきっかけになりFF14の世界「惑星ハイデリン」が終末の危機にさらされたために、主人公(プレイヤー)たちが、この終末に立ち向かう、というお話です。

ストーリーを終えた感想としては、「王道でありながら意外性もある、丁寧かつ熱く描写されている…!」です。

王道RPGならこういう展開は絶対あるよねというところはしっかり押さえているものの、プレイヤーの予想が難しい部分も用意しており、先が常に気になる内容でした。だからこそなおさら面倒なイベントクエストが厄介だったのだ…

…8年前、新生FF14が出たときは、主人公VS悪の帝国、その帝国の裏には「悪いことを企む黒幕」がいる…みたいな超シンプルな話だったのですが、こんな内容からよくここまで話が膨らんだなと思います笑

こんなたとえが正しいか分からないのですが、最近のゼノシリーズの物語が好きな人は「刺さる」かもしれません。ゲームで描写されている世界観があるが、実はその世界観を裏で地続きに繋げている「全く異なる世界観」が存在している・・・みたいな。

今回は物語の結末、ということだけあって、今後の伏線も残さず、きれいに終わりました。
8年間続いていた物語の伏線を全回収して畳むのは容易では無かったと思うのですが…よくできているな、と思います。
個人的には説明されずにふわっとしているお話よりは、描写の理由づけがしっかりとしたストーリーが好きなので、FF14のストーリーは自分には合っています。

世界の終末を目の前にして、プレイヤーは、仲間は、その他王勢のNPCたちは、それぞれの想いをかかえつつ様々な行動を物語の中で行います。
何というか、
「どんな絶望の中でも、生きて、前に進む意味」
「進み続けた先に何があるのか」
をきれいに描写したお話でした。
現在、相変わらずコロナ禍が続いておりますが、こうした情勢の中で、「絶望の中に希望を見出す物語」を出したことは大きな意味があるのではないかと、個人的には思いました。

8年間かけてどんどん好きになっていったキャラクターたち

8年間も物語を続けていれば、ゲーム内のキャラクターも年を取るし、成長します。
ぶっちゃけると、5-8年前くらいはあんまりFF14のキャラクターには魅力を感じていなかったのですが、年を追うごとにライターの腕が上がったのか、キャラクター描写がどんどん改善されていきました。

暁月のフィナーレでは主人公以外に戦闘に参加するキャラクターが7人いるのですが…もうみんな好き!
それぞれ完璧な人格ではなく、何かしら抱えている課題や想いがあったりするのですが、それぞれがその弱さをカバーしあいつつ特技を生かす関係が出来上がっていて、見ていて心地が良いです。

今回、物語の本筋とはあまり関係がない、仲間たちの日常描写もけっこうあったのですが、キャラ同士みんな仲良くて、ほほえましい。でもこの関係に至るまでいろいろあったよね… こうした感慨を感じられるのは8年間続いてきた物語があってこそ、だと思います。

僕は物語のオチ担当(でも結構重いものを抱えている)のウリエンジェと、メインヒロインと噂されているグ・ラハ・ティアが好きです。まだ遊んでいない方も、きっとあなたの推しがこのゲームでは見つかるはず。

あと、男性と女性、それぞれ愛されるキャラが平等にいるな、と思います。今回声が初めて収録された某古代人、そしてFF総選挙で6位を獲得した某古代人は、暁月のフィナーレでも登場しましたが、沼に落とされた淑女の方は多いのではないでしょうか、、

その他、ここがすごいよ暁月のフィナーレ

まず、いつものことですが、BGM!!

相変わらず祖堅さん(FF14の作曲家)は良曲を量産しています。

一方で、これは確定ではないので、間違っている可能性もあるのですが、祖堅さんではなさそうな曲調の良曲もあって、最近参戦した新人の方の作曲かな?などと思っています。
Lv87で行くことになるダンジョンBGMが今までのFF14にはない雰囲気の曲で結構好きなのですが…もし新人の方なら、今後にさらに期待!

BGM演出も今回パワーアップしています。とある場所ではシーンに合わせてBGMが変化していく部分があるのですが、物語の展開と一致していて、クライマックスにふさわしい演出になっています。
…クリアした方ならどこのBGMの事を言っているかわかるよね?

過去のFFシリーズネタもBGMには含まれています。
今回はFF4・FF5を遊んでいると、いいことが、あるかも。

もうひとつ、中々これは暁月の感想には上がりにくい内容ではないかと思うのですが、今回、背景美術班がすごいな…と思います。
マップやダンジョンの風景やオブジェクトを作る担当の人ですね。

特に終盤にすごい力をいれているのが伝わります。思わず息をのむような背景が多々ありました。相当な開発工数をかけているんじゃないか…と思っています。
ラストダンジョンは、これはもう当然ネタバレなので内容は言えないのですが、最初発注内容を背景班が聞いた時、(その工数の高さに)背景班の方は発狂しちゃったんじゃないかと心配しています。
…とにかく壮絶な内容でした。個人的には人生のマイベストラストダンジョンでした。なんだそれは。

FF14運営に、ありがとうと言いたい

以上、感情に任せて勢いで書いた感想記事でした。内容の見直しもしていません!
クリア直後だからこそ、その熱量で書ける内容はあるんじゃないかと思い、投稿してみました。

運営型のゲームで、「物語が完結する」ということは実は結構貴重です。アップデートでストーリーはどんどん付け足すことができますからね。 一区切りとして物語を区切ることは多いですが、なんやかんや伏線を残して次につなげる、、といったパターンも多い気がします。

そんな中で、FF14は8年間かけて物語をいったん完結させました。もちろんこの先もFF14の世界は続いていくのですが、壮大な世界観の中で物語を終着させたことに、ひとまずはありがとうと伝えたいです。運営型のゲームはサービス終了、ないしは縮小することも可能性としてはありますからね。収益を確保しながら、毎度クオリティを上げて、最高品質で拡張パッケージを提供してくれて、感謝しかないです。

暁月のフィナーレのクリア後、とあるFF14プレイヤー(※ゲーブラ外)と感想を共有する機会がありました。そこで、「8年間、FF14運営とFF14を作り上げてきた感じがあるよね」という発言を某プレイヤーはしており、僕はこれに共感しました。
旧FF14は、ご存知の通りひっどい内容で、そのあと新生FF14としてリリースした経緯がありました。
いま振り返ると新生リリース当時も色々と問題を抱えていて、長年かけて徐々にゲーム内容が改善されてきた感じがあります。結果として、8年経った今、同時接続数が過去最大になるという大人気ゲームになりました。ユーザーの声を真摯に聴いて、少しずつ反映していった結果だと思います。

暁月のフィナーレのとある部分で、運営陣もまた「ユーザーとFF14を作り上げてきた結果、今があるよね」ということを暗に示唆しているシーンがあります。
…これは深読みかな? 
でも僕はそう解釈しています。既プレイ者にはどこの部分か伝わると幸いなのですが。
それにしても運営とユーザーの、こうした関係性、いいですよね!
これからもこの関係が続いていくといいな、と思います。

今回で、物語は一区切りとなりましたが、この先はFF14の新たなストーリーが始まります! 
今後の展開にも期待したいです!!

RPG好きのゲーマーにはぜひFF14を触れてほしい

まだ終わらないのですか?

すみません、最後に宣伝させてください。

FF14はオンラインゲームですが、それ以前にRPGとして非常に上質な出来になっています。(野良プレイヤー入りのコンテンツは挟みますが)一人でも十分に楽しむことができるので、王道RPG・ファンタジーRPGが好きな人は絶対ハマるのではないかと思います。

…と、FF14をおススメしたいのですが、なんと、先日、全世界でプレイヤー数があまりに増えたためにFF14が販売停止されてしまいました・・・。 フリープレイも遊べません・・・かなしい。
半導体不足によってサーバー増強が難しいという背景があるようです。おのれコロナ。

ということで、落ち着いたら、まずはフリープレイから遊んでみてください!

   
ひえみず
この記事を書いた人

エオルゼアの沼に浸る20代一般男性です。

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