【任天堂ファンが宿泊】丸福樓ってどんなところ?

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こんばんは。イッキです。

きたる4/15。ついに丸福樓に宿泊してきました。

任天堂ファンとしては一度は行っておきたかった丸福樓。今回の記事では宿泊時に撮影してきた写真をもとに丸福樓をご紹介したいと思います。
記事内の一部写真はスライドショー形式になっています。横スライドしてご覧ください。

丸福樓って?

任天堂の旧社屋を改装した宿泊施設。任天堂の創業一家でもあり、建物の管理者でもあった山内家によって宿泊施設へ改装する運びとなり、運営はPlan・Do・Seeが行っています。

創業一家ではありますが、4代目社長の岩田氏以降は山内家以外の方が社長業を行っていて、段々とその面影は薄くなってきています。

ただ、当然ながら現在の任天堂とも無縁ではなく、丸福樓の開業に辺り、現社長の古川氏も祝辞を出しています。

↓ファミ通の記事で読めます↓

ちなみにこの写真は2015年時点の建物。改装に至るまで長らくこの姿で保存されていました。今の丸福樓と見比べると、改装にあたって色も塗り直されてキレイになっていることが分かります。

任天堂の歴史を語る上で外すことのできないこの建物。そして、その建物がなるべく当時の雰囲気を残して宿泊施設になったのだから感謝しかありません。

ちょ~っと値段はお高めですが、間違いなく任天堂ファンとしては一度は宿泊すべき施設です。

既存棟と新築棟

丸福樓は旧社屋の内装を活かした既存棟、増築された新築棟があります。
新築棟はグレーを基調としており、既存棟とはカラーリングが意識的に差別化されているので、外観もとても分かりやすいです。

既存棟、新築棟の大きく2つに分けられた棟はさらに以下の通り名付けられています。

  • スペード棟:旧事務所
  • ハート棟:旧住居
  • クローバー棟:旧倉庫
  • ダイヤモンド棟:新築棟

ちなみに、ラウンジにはレゴブロックで作られた丸福樓の模型があるのですが、より既存棟、新築棟の区別ができます。

設備

さて、ホテルの設備についてですが、恥ずかしながら高級ホテルに宿泊するのは初めてで「こんなにももてなされるのか…!」と。

オールインクルーシブ

オールインクルーシブ
オールインクルーシブとは、旅行代金にホテル施設内の食事やドリンク、プールなどのリラクゼーション施設やアクティビティ料金がほぼ含まれているサービスのこと。

一休コンジェルジュ

これまた恥ずかしながら初めて耳にした単語なのですが、オールインクルーシブというそうです。

基本的に館内にある食べ物や飲み物は全て宿泊代に含まれており、気分的には実質無償。ラウンジなどにコーヒーやジュース、さらにはお酒まで設置されていて、おかわり自由。好きなときに飲んでね状態。

宿泊施設のランクを上げるとこんなにも待遇が変わるんだなとまざまざと見せつけられました。

客層もお上品な方ばかりでした。ゲーブラ全員で泊まったら30分で出禁になりそう。

レストラン「carta.」

宿泊者は併設されたレストランで朝食を食べることができます。予約することでディナーも可。ちなみに、宿泊者以外の方も予約可です。

当然ながらcarta.(カルタ)という名前も任天堂要素からきているものと思われます。
カルタは漢字で「骨牌」と表し、「こっぱい」と読むこともしばしば。かつての任天堂の社名には「任天堂骨牌」だった時期もあり、任天堂に縁のある単語です。ピクミン3の主人公、アルフたちの出身もコッパイ星でした。余談ですが、1,2の主人公オリマーの出身ホコタテ星は任天堂本社の所在地が由来です。

carta.へ行くためには一度建物の外へ出る必要があります。外観は事前に場所をホテルの方から聞いていないととても分かりにくく、あえて隠しているような見た目です。

メニューは和食と洋食から選択可能なコース料理になっています。私は和食にしました。

メニュー表
京都を感じられて美味しかった!

デカ盛りグルメではなく、こういうおしとやかな料理が身に染みる年齢になってきました。
毎日食べたい。

ダイニングラウンジ

ダイニングラウンジでは軽食、夜食を食べることができます。コースではなくオーダー制。
どのメニューもおつまみ程度に程よい量が出てくるので全メニュー食べちゃった。

部屋の内装

さて、今回は既存棟のハート棟の306に宿泊しました。↓の部屋です。

ルームキーには入り口に設置してあるプレートを模したキーホルダー。このキーホルダーは販売されていて、レセプションにて購入可能です。トランプ柄のポストカードもいただけました。

部屋の中にも飲み物がたくさん。フルボトルのスパークリングワインもありました。飲みきれない。

丸福ブレンドというコーヒーも置いてあり、これはmurmur coffee kyoto(マーマーカフェキョウト)のもの。
丸福樓は散々ご紹介したとおり、山内家が管理していたものですが、ご近所にある灰孝本店も実は山内家が創業。その灰孝本店に併設されているのがこのカフェ。そして、オーナーも山内家の方。この辺りでは有名な一家なのでしょうね。

ライブラリー

そして、丸福樓のメインはなんといってもここ。

山内家が解釈する任天堂の歴史・を体現したとされる「dNa

任天堂の歴史に関するグッズや書籍が置いてあり、自由に閲覧することできます。セルフサービスのバーカウンターも併設されていて、お酒を片手に任天堂書籍を読んで過ごせます。

ちなみに、任天堂玩具の解説を読むことができる映像装置も設置してありました。裸眼立体視の映像なのでカメラ撮影では魅力を伝えきれませんが。

物販

キーホルダー、ポストカード、Tシャツの3種。今回はTシャツ以外の2つを購入しました。
Tシャツについては数量限定のようで既にSサイズしか残ってませんでした。2023年4月時点での情報なのでもしかするともう無いかも。

キーホルダーは社屋入り口に飾ってあるプレートを模したもの。金属でできており、キーホルダーでありながらも重厚感があり、飾っておきたくなります。実寸大も欲しいね。

ポストカードはトランプを模したデザインになっているメッセージカードと丸福樓のフォトになっています。

丸福樓内部を探検

私はホテル等に宿泊した際、建物内をとりあえず探検するのですが、今回の丸福樓はそんなルーティンが無かったとしても探検しただろうと思います。任天堂ファンの性です。

そこまで大きな施設ではありませんので、短時間で内部を見て回ることができます。既存棟は当然ながら至るところでレトロな雰囲気を感じられます。この場所でどんな仕事をしていたのか当時に想いを馳せることができます。

房治郎氏、積良氏の名前も所々で見掛けました。非常に貴重なものだと思うのですが、凝ったセキュリティもなく、イタズラされないか心配…。

また、至るところでトランプや花札を見掛けました。実際に遊べるものも設置されていて、任天堂が娯楽企業であることを改めて実感します。

おわり

さて、ここまで丸福樓をご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。

周辺の人に一人くらいはゲーム好きがいて、その中に一人は任天堂寄りな人がいて…と、ここまではそこそこある話だと思いますが、じゃあ任天堂という企業の基礎情報からもうちょっと踏み込んだ情報を知っている人がいるかと言われると、早々いるものではないと思います。

インターネットの世界を見ていると同士が多いと錯覚しますが、世間的に見れば任天堂ファンの中でもまた一部の人しか知ろうとしないのが旧本社であり、この丸福樓だと思います。
私は友人や職場など周辺の人たちからのキャラ付けも明確に任天堂ファンとされているのですが、それでもやはり「本社を見に行った、株主総会に行った」と話すと驚かれるものです。

この記事にたどり着いた方は任天堂ファン、もしくは単に京都の優良なホテルを探しているトラベラーの方だと思うのですが、前者であればぜひお金を気にせず一度は丸福樓に行ってみてほしいですし、後者の方には十分に満足できるホテルだとお伝えしたいです。

丸福樓に関する情報は既に各メディアに溢れていますので今更記事にする必要もなかったのですが、やはり自分の応援する企業のルーツを感じられるこの場の感想は自分の手で書いておきたいなと思った次第です。

以前↓のような記事も書いてますので、併せてご覧ください。(情報が若干古いですが)

次は来年の株主総会の際に来ようかな!

   
イッキ
この記事を書いた人

任天堂が好きな人。カスタマーサービスの人と呼ばれることもあるらしい。

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