今こそ遊んでほしい!WiiUバーチャルコンソール3選

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本記事は2015年9月投稿の記事になります。

2020年に記事レイアウトを見直しましたが、内容及び情報は2015年9月当時のままになっています。ご了承ください。

ゲームボーイアドバンスって知ってる?

ゲームボーイアドバンス遊んでましたか?

自分より若い人からゲームボーイアドバンス(以下GBA)の存在を知らないという話を聞くとジェネレーションギャップを感じて少し悲しくなりますが、GBAは2001年に発売された携帯型ゲーム機。実はもうレトロの領域に脚を踏み入れても仕方のない年数が経っているのです。

ゲームハードの世代としてはゲームボーイの後輩であり、DSの先輩になります。

そんな“昔”のゲーム機となってしまったGBAですが、Wii Uのバーチャルコンソールとして一部ソフトたちが遊べます。Wii UはでっかいGBA!

そこで、今回はそんなGBAソフトかつWii Uで遊べるソフトの中からお勧めしたい作品を3作品ピックアップして簡単にご紹介。

取り上げる3作は個人的にGBAの任天堂RPGで特に気に入っている3作だったりします。
これらが一挙にWii Uで遊べるなんていい時代になりましたね。

黄金の太陽 開かれし封印

概要

2001年8月1日発売。
シリーズ最新作は2010年10月28日発売の「黄金の太陽 漆黒なる夜明け

開発元はマリオテニスなどでお馴染みのキャメロットです。

物語の世界は、4つのエレメンタル(地・水・火・風)が素と考えられている世界であり、一部には主人公達のように、これらを操れるエナジストと呼ばれる者たちが存在する。大昔、この世界はエレメンタルを利用した「錬金術」と呼ばれる古代科学によって大いに繁栄したが、その強力すぎる力を人々は恐れ封印してしまう。今では各地に古代文明の跡が残るのみとなっている。

Wikipedia

黄金の太陽の特徴はエナジーとそれらの属性をつかさどるジンの存在。そして、GBAとしては美麗なグラフィック

エナジー

エナジーはいわゆる魔法と同じような役割を果たしますが、バトルだけでなくフィールド上での謎解きにも使用することが出来ます。

例えば、道をふさぐ岩をムーブを使って動かしたり、成長途中の草をグロウを使って成長させ登れるツタにしたりといったことが可能で、バトル以外で使い道を考えるのが面白いです。

ジン

また、ジンは大きく分けて4種存在。世界観にも出てくる4つのエレメンタル、地(ヴィーナス)水(マーキュリー)火(マーズ)風(ジュピター)それぞれを司っていて、キャラクターに装備させることで基礎パラメータに変化を与えたり、クラスチェンジが行えます。

ジンの配備によっては使えるエナジーも変わり、謎解きに大きく関わってきます。

この2つの要素が他のRPGではあまり見掛けないと思われる要素で、バトルや謎解きに深みを与えたように感じました。

ちなみに、物語としては次作にあたる「黄金の太陽 失われし時代」へと直接的に繋がっていますので、ぜひそちらも遊んでみてください。失われし時代もバーチャルコンソールで配信中です。

スマブラにてアシストフィギュアとして登場した謎の大きな手を出す少年が、本作黄金の太陽 開かれし封印の主人公ロビンでした。
イジゲン・ザ・ハンドじゃなくてムーブです。お間違いなく。

マジカルバケーション

概要

2001年12月7日発売。
シリーズ最新作は2006年6月22日発売の「マジカルバケーション 5つの星がならぶとき

黄金の太陽シリーズとは色々と似た要素があるように感じた作品ですが、ジャンルはコミュニケーションRPG
ジャンルの名のとおりコミュニケーション、つまりはキャラクターたちの関係であったり、プレイヤー同士の繋がりを軸に作られています。

最大の特徴はキャラクターの設定の精巧さと精霊システムを挙げたいと思います。

キャラクターたちの濃さ

キャラクターたちの設定が非常に練られていて、彼らの関わりであったり、それに伴うストーリーが非常に楽しいです。
例えば、続編にもチラッと登場するピスタチオの設定をみてみましょう。

ピスタチオ・メイプルウッド
種族はヴォークス。身長97cm、体重23kg、誕生日4月15日、牡羊座、AB型、好物ドーナツ、12歳。属性は木。臆病だが優しい男の子。クラスメイトの中で一番魔法が下手で、成績が悪く、落第寸前。他の者の威を借りて威張ることがある。頭に被っているのは帽子でなくズボン。語尾は「っぴ」。実は潜在能力自体は非常に高く、一定のレベルに達すると能力が劇的に上がるようになる。趣味は読書だが読んでいるのは漫画という噂もある。
脅威的速さ以外の全ての能力に劣るが、前述したようにある時を境に激変する。HP回復のツボを使用した際、たまにカエルグミを見つける特殊能力を持つ。

Wikipedia

キャラクターに詳細な設定を設けているゲームは多々ありますが、ここまで詳細に、さらにパーティメンバー全員に設けているゲームはそう多くないでしょう。ちなみに、パーティメンバーは16人。バトルメンバーは任意で6人選出します。

公式ホームページではちょっとしたコミック版も読むことができるので、キャラクターに関してコミックも併せて読んでもらいたいです。

精霊を使ったバトル

そして、バトルは精霊システムを採用。前述した黄金の太陽のジンと似たような存在ではありますが、バトルでの使い方は全く別です。

各キャラには火、風、毒など属性があり、その属性の精霊をバトル場に呼び出す(コールする)ことで、初めて魔法が使えるようになります。
精霊の数が多ければ多いほど魔法も強力になりますが、もし相手に同じ属性の敵がいれば、その精霊を使われてしまうことも。

逆に相手が呼び出した精霊を使って魔法を繰り出すこともできので、呼び出す(コール)と魔法を使うタイミングが意外と重要です。

この2つの要素で小説を読むように進めつつ、道中のバトルも奥深いものになっていて楽しめた印象が強いです。

ちなみに、通信ケーブルを用いることで通信相手のの主人公の魔法を習得することができたり、対戦が行えるアミーゴという機能が使用できました。
仕様上通信が行えないバーチャルコンソール版では、タイトル画面から“つうしん”を選択することで完全に当時と同じではないものの、アミーゴ実施状態にすることができます。

トマトアドベンチャー

概要

2002年1月25日発売。
最新作ではありませんが、色々と流れを受け継いだシリーズとしてマリオ&ルイージRPGがあります。

マリオ&ルイージRPGシリーズでお馴染みのアルファドリーム開発のRPGです。
子供の子供による子供のための国ケチャプー王国が舞台で、トマトが食べられない国民を隔離しドロッパーズとして扱うちょっとした差別を行う国でした。
主人公はそんなドロッパーズの1人であるデミル

ドロッパーズの外出許可が下りるトマト記念日に恋仲にあるパサランちゃんが何者かに連れさらわれるところから物語は始まります。

前述した2作品に比べると雰囲気はだいぶ緩く、バトル難易度もものすごく簡単に作られています。

この作品の最大の特徴はバトル。ギミックと呼ばれる道具を使って戦うこと。
マリオ&ルイージRPGシリーズではお馴染みですが、発売順序的にはトマアドが先で、アルファドリームのアクションコマンドによる戦い方がここで確立しました。

ギミック

アクションコマンドは攻撃を加える際に課されるちょっとしたミニゲームのことで、これが成功するとダメージがアップします。

ギミックにはいくつかタイプがあり、このタイプはアクションコマンドの種類を示しています。

例えば、デミルが最初に手にするギミック”はぐるまヨーヨー“のタイプはタイミング。動くバーを指定されたところで止めると成功。
マグネハンドれんだ。文字通りボタンを一定回数以上連打することで成功します。

他にも運任せのドキドキ、すばやく入力が要求されるスピードなどがあります。

ギミックには自分でレベルが設定できて、レベルを上げれば上げるほど攻撃力がアップしますが、アクションコマンドは難しくなります。
ここの駆け引きが非常に重要で、得意なギミックのレベルは高く設定しておき、不得意なものは低く設定して確実に成功させるといった自分なりのギミックスタイルを練るのが楽しみでもあります。

パーティ人数は4人中2人と戦闘に関して考慮することも多くないので、絵本を読むような感覚で進められるのが上の2作品と異なりお勧めです。

最後に

昔のゲームハードになってしまったとはいえ、まだまだGBAには名作は多いです。
バーチャルコンソールは値段も手頃なので、ぜひ色々な作品に触れてみてください。

その際は今回紹介した3作のことも頭に入れておいてもらえるととても嬉しいです。

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