ミクさんたちが暴れまくるリズムゲーム「初音ミク -Project DIVA-」シリーズ。
2014年3月に発売されたDIVA-Fシリーズ待望の2作目をレビューしていきます!
■初音ミク -Project DIVA- F 2nd
対応機種:PSVita/PS3
発売元:セガ
グラフィック | サウンド | 世界観/ストーリー | 操作性 | 満足度 |
8 | 9 | 7 | 7 | 8 |
ココがイイネ!
- 過去作同様、中毒性を増す仕掛けが満載
- 前作より好感度を上げる作業がゲームらしくなった
- 鉄板曲~マイナー曲まで幅広い収録曲
過去作同様、中毒性を増す仕掛けが満載
ハイスコアを目指してひたすらリズムゲームを繰り返す「DIVAシリーズ」ですが、本作では楽曲毎にインフォメーションボードというノルマ表のようなものが用意されています。
“リズムゲームを5回クリア”、“オススメのモジュールでクリア”などの楽曲条件をこなすことで、ご褒美のアイテムやモジュールがもらえます。これがモチベーション持続に繋がっています!
私はオープンワールドの洋ゲーだと、あまりの自由度の高さから何をすればいいか
困ってしまうタイプなので、「次に何をやったらいいか」が明確になっていると非常に助かります。
中にはこれを作業的に感じてしまう人もいるかもしれませんが・・・(笑)
前作より好感度を上げる作業がゲームらしくなった
キャラクターを撫でると右上のハートのゲージがどんどん膨れ上がり、撫で過ぎると嫌われます。
この絶妙な按配をプレイヤー自身が見つけるわけですが、なんとも手に汗握ります。
あまり激しくタッチすると機嫌を損ねるので、絶妙なタッチが大事…!
コツを掴めば、前作よりも好感度を効率よく上げられるようになるのも改良ポイント。
鉄板曲~マイナー曲まで幅広い収録曲
ボカロで最も好きな「からくりピエロ」が収録されていたので、ヘビロテしてプレイしていましたね~。
その他にも、カゲロウデイズ / ロミオとシンデレラ / 裏表ラバーズ / パラジクロロベンゼン
ワールドイズマイン / メルト / 初音ミクの激唱 / ダブルラリアット などなど盛り沢山!
前作は楽曲総入れ替えのため、鉄板曲が少なく目新しい楽曲が多い印象でしたが、本作はPSP時代の人気曲も含んだ「決定版」になっています。
有名ドコロもしっかりと押さえているので、ボカロに興味を持って間もない方でも十二分に楽しめますよ。
ココがあんまり…
- リンクスクラッチが蛇足
- ダブルスクラッチがやや厳しい
- シリーズ経験者ほど目新しさのない楽曲ラインナップ
リンクスクラッチが蛇足
線で繋がれた☆型のターゲット上にアイコンが流れてきて、それを全てスクラッチ出来るとスコアボーナスが入るという新要素なんですが、これが完全に足を引っ張っています。
それまでせっかくコンボを繋げていても、リンクスクラッチゾーンになると急にアイコンの動く速度が速くなるため、初見ではほぼ確実に失敗してしまうでしょう。
確かにコンボが続くと気持ちが良いんですが、爽快さよりしんどさの方が上回ってしまいます。
ダブルスクラッチがやや厳しい
画面の上を2箇所同時にこする、もしくはスティックに割り当てて「L+Rスティック」を同時に弾くことになるんですが、慣れるまで少し戸惑うと思います。
ただでさえ、ボタン操作→スクラッチ操作に指を移動させるのにも苦労したのに、今度は両手を移動させることになるわけです….
こんなところで難易度上げなくていいのに~!
シリーズ経験者ほど目新しさのない楽曲ラインナップ
これまでのPSPシリーズからの再収録曲が多いので、経験者ほどマンネリに感じると思います。
「昔の楽曲を綺麗な映像で蘇らせる」というコンセプトなんでしょうけど、ちょっと多すぎかな。
メジャーな曲を固めた分、新規ユーザーには決定版としてオススメしやすくはなっていますけどね。
総合的に
「初音ミク -Project DIVA-」シリーズとしては良い所が増えた分、気になる所もチラホラ。
ゲームとしては完成しきっているので、システム面は今後弄らずに洗練させてほしいです。
こんな人にオススメ
- リズムゲー・音ゲーが好きな人
- 一つのゲームをとことん極めたい人
- とにかくみっくみくになりたい人
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