■閃の軌跡Ⅱ
対応機種:PS3/Vita/PS4/PC
発売元:日本ファルコム
グラフィック | サウンド | 世界観/ストーリー | 操作性 | 満足度 |
7 | 7 | 8 | 7 | 8 |
ココがイイネ!
- ロード時間短縮&モーション一新など改善
- 男の子ゴコロを擽る「騎神戦」
- 相変わらず不埒な男性が喜ぶ展開
ロード時間短縮&モーション一新など改善
「閃の軌跡」では髪の毛が抜けそうになるほど頻繁に入る長いロード時間が「閃の軌跡Ⅱ」では大幅に改善しました!
本作は開発期間わずか10ヶ月とのことで、相当な急ピッチで作られているにも関わらず、ロード時間をはじめ ショートカット移動や細かいUI改善など、並々ならぬ努力が垣間見えます。
日本ファルコムは少数精鋭のイメージがありますが、こんな優秀な部分を再確認するとますます好きになっちゃうよね。
「閃の軌跡」ではぎこちなかったモーションは「閃の軌跡Ⅱ」では全てリニューアル!
特にフィールドアタックでは連続攻撃が出来るようになり、前作の単調な動作がアクションらしい挙動に進化しています。
男の子ゴコロを擽る「騎神戦」
また、本作の目玉要素として灰の騎神ヴァリマールを操る「騎神戦」が各章のクライマックスで登場します。
巨大なロボット同士でガチンコ対決する騎神戦では、部位攻撃やパートナーの力を借りて戦うパートナーシステムが加わります。
通常の人vs人の戦闘と違い、メカの重厚感をRPGで有りながらも感じ取ることが出来る、これぞ男の子ゴコロを擽りますな!
相変わらず不埒な男性が喜ぶ展開
ストーリーに関しては、前作で育んだトールズⅦ組のみんなとの関係性が昇華され、より深い絆に変わっていきます。
リィン自身の成長もそうですが、みんながどんどん大人になっていく様子もグッと来るものがありますね…。
ユーシスとマキアスの2人は本作でさらなるツンデレを魅せてくれるのも大きな見どころ。
もちろん数々の不埒な行為(温泉イベント・すぐ女の子の頭ナデナデしちゃうリィン君)もしっかり収録されているので、不埒な男性プレイヤーは自らの太刀が鬼の力に目覚めてしまうことでしょう。
ココがあんまり…
- 前作同様似た展開をひたすら繰り返す冗長さ
- カレイジャスであちこち移動する面倒さ
- やっぱり時代に追い着けないグラフィック
前作同様似た展開をひたすら繰り返す冗長さ
前作もそうでしたが、毎度またこの展開かよ!となるイベントばかりでした。
ボス強い→助っ人登場→ボス倒す→ボス退散→次の章でボスまた登場→ボス強い(リピート) のようなワンパターンな展開がまぁ多い。
敵が多いのは分かるし、シリーズを長く続けたいのは分かるけど、もう少し捻った展開を用意してほしいよね…。
カレイジャスであちこち移動する面倒さ
これは良いところとしても挙げられる要素になりますが、ゲーム中盤から高速巡洋艦カレイジャスという移動手段が加わります。
おかげで帝国各地に瞬時に移動できるようになるんですが、おつかいクエストで行ったり来たりが多い本シリーズにおいては、何度もカレイジャスに乗り降りするのが本当に面倒でした。(トワ会長話しかけすぎてゴメンなさい)
ドラクエのルーラみたいにテレポート出来るような要素でも良かったような気もするけど、そこは英雄伝説的にはアレだったのかな…?
やっぱり時代に追い着けないグラフィック
相変わらずグラフィックはPS2レベルなのは気になるところではあります。
とは言え前作と本作を遊んでいるうちに、段々とこのノッペリとしたグラフィックが可愛らしく思えてくるのもまた事実。
日本ファルコムさん応援してます!
総合的に
かけがえのない仲間たちと過ごしたこの時間は、ゲームの中の世界とは言えども何物にも変え難いもの。
クリア後は「トールズ士官学院Ⅶ組の一員になれて本当に良かった…」とすっかりリィンの気持ちとシンクロしてしまいました。
シリーズとしてはこの後「閃の軌跡Ⅲ」「閃の軌跡Ⅳ」と続く訳ですが、本作は折り返しの作品としてモヤモヤした疑問点は数多く残るものの、相応しい終わり方だったんじゃないかな。
何よりアリサとイイ関係性になれて最高過ぎましたね…(やっぱり現代のJRPGには恋愛要素は欠かせないと思う)
こんな人にオススメ
- ロボットに乗ってヒャッハーしたい人
- 青春の1ページをなぞりたい人
- 思い焦がれた相手とあわよくば不埒な関係に陥りたい人
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