さて、今月の注目はなんといってもニンテンドーラボかなと。
工作とテレビゲームを組み合わせてしまうなんとも奇抜な発想。
アイデアの奇抜さもですが、それを実現するに至る実力も相変わらず底知れない企業ですね任天堂さん。
で、もう1つはローリングウエスタンの最新作・・・と言いたいところなんですが、フルプライス版への昇進にあたってタイトルが一新されデッドヒートブレイカーズになりました。
主人公は同じだけど、タイトルが変わっちゃってどう呼んでいいのか分からなくなるケース久々なので悩んでます。
以前だとウィッシュルームの続編がラストウインドウとして発売され、その時は主人公カイル・ハイドからとってカイルさんの新作なんて言ってたりしました。
ジローさんの新作はこれまでのタワーディフェンスに加えてレースしながら相手を粉々にするというバトルレースパートも導入。
アニキ!マ、マッハライダーデビューっすか?!byリッス
タワーディフェンスは敬遠する人の多いジャンルでしたが、最近ではスマホゲーとの相性がいいので遊んだことがある人も多いはず。(クラクラ、にゃんこetc…)
それらのタワーディフェンスよりはより動的、アクティブにプレイヤー自身も動き回ることになるのでスマホじゃ物足りないという人にも十分お勧め。
- 4月20日発売 Nintendo Labo Toy-Con 01: Variety Kit/Toy-Con 02: Robot Kit(Switch)
- 4月26日発売 ザ・デッドヒートブレイカーズ(3DS)←今月中に感想書けるほど間に合わないので来月
ゲーブラでも既に違うライターが組み立て風景を映した動画を投稿しているので、実際どんな感じなのかはそちらを観ていただくとして・・・
【ニンテンドーラボ】ピアノを組み立ててみたら、思いのほか凄い件
私からは毎月通り感想を。製作時間はあくまでも目安。雑なら早いし、丁寧だと遅くなります。私は前者。
そもそも工作得意なら丁寧かつ早く出来ると思います。
・リモコンカー
製作時間は5分くらい。
パーツも少なく切り離して組み立てるだけのいわゆるチュートリアル的なトイコン。
チュートリアルはまた別にあるんだけど、実際に遊べるトイコンで一番簡単なのはコレ。
ジョイコンの振動を利用してトイコンを走らせるというHD振動の本気が見られる遊び。
ジョイコンの周波数をいじることで、振動の強さを替えることが出来るので、ジョイコンの個体差でまっすぐ走らないなんてコトがあっても安心なのが嬉しいところ。
IRカメラを使えば、シールに向かって自動走行させることも可能で一番なトイコン簡単だけど、ジョイコンをフル活用してます。
・つりざお
製作時間は1時間~1時間半くらい。メニューに並んでいる順番としてはリモコンカーの次。
釣り竿の伸び縮みの仕組み、回した時にカチカチ音が鳴る仕組み、紐がちゃんと水の中に沈んでいくような重みどれもこれも製作途中で構造が分かるので本当に感動しました。よく出来てる。
肝心なゲームの方はいわゆる体感型の釣りゲーム。紐が画面と連動し動くこと、食いつきの感触がリアルなこと段ボールだけどリアリティがあってちょっと混乱します。
3DSのARゲームズにも釣りがありましたが、ちょっとだけアレを思い出しました。
・おうち
製作時間は2時間~2時間半くらい。
おうちの中に変な生物が住んでいて、そんなカレを見て楽しむゲーム。
トイコンとしての楽しさは家にさし込めるスイッチ(スイッチ本体じゃなくて)。メニューの順番通りに作った場合ここで初めて反射材のシールを使用することになります。
さし込まれたスイッチに貼ってあるシールの配置をジョイコンが認識することで、どのスイッチが差し込まれたか判断し画面内に反映しています。
釣り竿やバイク、ピアノと違って遊び方がイメージしにくいので、
このトイコンだけは実際に触ってもらわないと楽しさが分からないと思うなぁ…。
・バイク
製作時間は2時間~2時間半くらい。
体感型バイクゲーム。ハンドルの仕組みや必要となる部品の多さは一番多いように感じました。
また、ブレーキやクラクションは段ボール側で作ったギアを通じてジョイコンのボタンを押す仕組みになっているので、雑に作ると場合によってはずれちゃって反応しないかも。
発売前は一番印象に残らなかったのがバイクでしたが、いざ遊んでみると超リアル!
HD振動を使ったリアルなエンジン、アクセルの振動がとにかく楽しい。
アクセルを捻った時のあのパワフルな振動とスピードの上がっていく高揚感はやみつきになります。
このトイコンは安定させるためにお腹辺りに押し当てて使うのですが、押し当てた結果全身に振動が伝わるのもまたリアリティを向上させてます。(意図したかは分からないけど)
・ピアノ
製作時間は2時間半~3時間くらい。
空っぽの中身なのになぜか音が鳴る不思議なピアノ。メニューの順番としては一番最後にあるので恐らく難易度としても一番上なのだと思います。
鍵盤全てに反射材シールが必要だったり、その鍵盤も同じような形なので似たような作業が続いてしまうのがちょっと辛いと感じる人もいそう。
ゲームとしてはいわゆる手軽に弾けるトイピアノなのですが、録音スタジオではシンセサイザーに変身。
エンベロープ、リバーブなど一般人はまず聴いたことのないような音楽用語があったり、波形を読み込ませて音を作ることも出来ます。(音ゲーユーザーは知ってそうだけど)
多分、ガチ勢が一番集うのがココ。
・全体的に
全体的に感じたことはやはりニンテンドーラボは画期的だ、ということ。
ゲームだけでなく製作過程にこそ楽しさが詰まっていて、 “わかる” コトがこんなにも楽しいことなんだなとこの歳になって改めて感じさせられました。
これを子供が遊んだらそりゃ好奇心かき立てられるし、仕組みの吸収も早いだろうなと思います。
細かい点だとまずは “道具を必要としない”ことに感心しました。
一部輪ゴムや紐は必要になりますが、それら小道具は全て付属されていて、新たに買い足す必要がない。
そのためか、ピアノの鍵盤の重さとなるバネの機構は段ボールを反対側に折り返し、折り返しが戻る力を利用して鍵盤の重さを再現していました。分かれば当然だなとは思うけど、脱帽。
画面内の説明書も画期的。3Dモデルをぐりぐり眺められるし、好きなタイミングで止めたり次にいくことも可能で、よっぽどのことがない限り小さな子供でも詰まることはないでしょう。
そして、最後にIRカメラの潜在能力。正直ここまですごいとは思ってませんでした。
ピアノはとにかく反射材が複雑に使われているのですが、それらを全てIRカメラに読ませて正しく認識させると言うのは技術的
にも相当な苦労があったと思います。
リズムカードとか結構細かいのにアナログな割に精密でデジタルで・・・もう混乱しますよ。
それと最後に開発者インタビューは絶対読んでください。
トイコンガレージはまた別な機会に触れます。
全部出来た pic.twitter.com/RQarb5I5MT
— イッキ (@wakyairoiro) 2018年4月22日
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