
11月2日に発売された『フィリスのアトリエ ~不思議な旅の錬金術士~』のひとくちインプレッションです。
アトリエはトトリから遊び始めて、黄昏シリーズは華麗にスルー、そして前作ソフィーのアトリエを久々にプレイしてハマり、プラチナトロフィーを取得するほど遊びました。
というわけで早速、今作のフィリスを紹介していきます。

今回のテーマ ~旅~
ゲームシステムも「旅」を感じさせる作りになっており、例えば従来のアトリエではエリアの移動はワールドマップ上で行き先を選択することによって行いましたが、今作では今までのようなワールドマップは無くなり、すべてのエリアが繋がっている作りとなっています。
エリアの切り替え時にロードを挟むのでオープンワールドではありませんが、1つのエリア自体もとても大きいので、今までよりは遥かに旅をしている雰囲気を感じることができます。

ただ、序盤の目標となる認定試験までは時間制限があります。
時間的にはある程度寄り道しても大丈夫なはずですが、時間制限がある以上、ゆっくり冒険を楽しむ心の余裕が持てなかったので、その部分はとても残念でした。
時間制限があるためどうしても駆け足となってしまい、せっかく新しいエリアに辿り着いてもゆっくり探索して楽しむことなく次のエリアに移動してしまうので、自由に旅をしている感覚は持てなかったのかなと思います。

調合システムは前作のいいところを引き継いでいて、個人的には完成形だと思っています。
前作のような制限時間付きの調合も無いので、じっくりと考えて調合することができます。
やはり調合を繰り返して強いアイテムを作っていく面白さは他のゲームでは味わえないのでぜひ遊んでみてほしいですね。
太陽の移動にあわせて主人公や建物等の影が移動するさまは、眺めていてとても感動します。

というわけで、全体的にはかなり満足できるゲームですが、ゲームバランスやストーリー展開も含めて誘導がしっかりとされていないような印象を受けました。
ただ、やり込み要素も前作以上に多いので、慣れれば慣れるほど楽しめるゲームではないかと思います。

そのため、アトリエを初めて遊ぶ人は前作ソフィーのアトリエを遊んでからプレイすることをお勧めします。
ソフィーの登場キャラクターも多く登場するので、前作を楽しんでから遊んだ方がより楽しめると思います。
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