Nintendo Switch が発売されてから、今年で6年が経ちました。Switch対応のソフトはコンスタントに発売されているので、まだまだハードは現役ですが、そろそろ後継機が望まれる頃合いではあります。この6年間のゲームのグラフィックの進化を考慮すると、流石にそろそろ見劣りするゲームも出てきているかも…という状態です。
そこで、今回そんなSwitchの映像を4Kにアップコンバートをしてくれる「4K Gamer PRO」を導入してみました。まだ発売される前なのですが、ありがたいことに販売会社のサンマックス・テクノロジーズ株式会社様にサンプル品を頂きましたので、今回はこちらのレビューをしたいと思います！
4K Gamer Pro とは
簡単に説明すると、1080pまでしか対応していない、HDMI接続機器の映像出力を4K画質にアップコンバートする機器です！
以下、公式HPより商品の特徴を引用します。
でものっちゃ 公式ページより
- ①感動の高画質でプレイ
画面の粒子を4倍に増やし、細かい部分までしっかり描写。
より繊細な映像で没入感が高まり、感動度も大幅アップ。- ②3段階の色光調整
より遠くまで鮮明に見えるよう、輪郭と明るさを３段階調整可能。
ゲームだけでなく、アニメや映画、スポーツもハッキリ鮮やかな4K映像へ。- ③処理時間ほぼゼロ
4K Gamer Proは、その処理速度も最高レベル。
動きの早いアクションでもプレイ中にストレスを感じません。
仕組みとしては、本来の画素数をさらに4倍の画素数に変換・自動補完を行い、4Kの画質に引き上げているようです。
またセッティングも簡単で、HDMIケーブルの間に本機器を接続し、USB type-Cで電源供給をすれば使用することができます。
詳しくは、販売用の公式ページを参照してください。
実は、こちらの4K Gamerシリーズは、4K Gamer +という前バージョンが存在しています。
こちらの前機種から変更された機能として、上記の商品の特徴②「3段階の色光調整」が追加されております。この機能追加により、自分好みの補正のかけ方をボタン一つで選択できるようになりました！
こちらの「3段階の色光調整」は、公式情報では以下のように解説されております。
●HIGH（100％）
ハッキリした映像で、グラフィック感が強い。遠くの敵にしっかりと狙いを定めたい、オープンワールドを遠くの景色までキレイに見たいなど、細部をより鮮明にしたいゲームや映像に最適です。
●MEDIUM（50％）
線を強調しつつ、バランスの取れた映像表現。色光がバランスよく補正されますので、ゲームや映画・アニメなど、コンテンツ毎の設定に迷った時にオススメです。
●LOW（20％）
オリジナル映像に近く、やわらかい映像表現。かわいいモンスターやキャラクターの登場する「ポケモン」や「あつ森」など、やわらかい表現のゲームや映像に最適です。
ゲームに合わせて設定を変更できるのはありがたいですね！
「4K Gamer Pro」の希望小売価格は24,800円(税込)です。
本商品はクラウドファンディングサイトのMakuakeに、投稿日本日6/16から登場しており、早期購入でさらに安く手に入れることができます！
詳しくは以下のサイトを参照してください。
4K Gamer Proを開封・セッティングしてみる
では、早速4K Gamer Proを開封してみます。以下パッケージです。
開封をしてみます。内容物はいたってシンプルで、4K Gamer Pro本体と、電源供給用のUSB-TypeC to USBコード、HDMIケーブル(短め、オス/メス)と英語の説明書です。
Switchへのセッティングは非常に簡単です。USB type-Cによって電源接続した4K Gamer ProをSwitchのHDMIケーブルに接続し、そのままテレビにHDMI接続をするだけです。以下の画像のイメージ。
なお、USB付きコンセント等は同梱されていないので、USBコンセントが無い場合はUSB付きコンセントを別途用意する必要があります。
また注意点として、HDMIケーブルは4K対応のケーブルである必要があります。具体的には「HDMI 2.0」と呼ばれる規格ですね。
有機ELモデルのSwitchが発売される以前の通常Switchに同梱されているHDMIケーブルの規格は「HDMI1.4」の規格であるため、注意が必要です。4K対応のHDMI2.0ケーブルを別途用意してください。 (筆者はHDMIケーブルに関する基礎知識が無かったので、実は一回間違えました。。)
有機ELモデルSwitchを持っている方は問題無いです！
ゼルダの伝説 ティアキンで試してみる！
さて、実際のゲーム画面で4K画質へアップコンバートがどのようにされるか、見てみましょう。使用するテレビはHisenceの43型テレビです。遊ぶゲームは1カ月前に発売された、ゼルダの伝説 ティアーズオブザキングダムです。寄り道要素が多すぎてこのゲーム終わる気がしません…
この画質の比較を行うには、どうしても直撮りでなければ検証が難しい為、画面が本来よりぼやけてしまいますがご容赦ください。
まずは遠景の画面で試してみます。4K Gamer Proなしのバージョンと、3段階の色光調整の比較を行います。
4K Gamer Pro なし
4K Gamer Proあり(LOW 20％)
4K Gamer Proあり(MEDIUM 50％)
4K Gamer Proあり(HIGH 100％)
いかがでしょうか。2画面を同時に比較するとより分かりやすいかもしれません。
以下は左：0%(4K Gamer Proなし)と右：50%の比較です。(アングル微妙にずれました。ごめんなさい！)
0％では遠景がぼやっとしていますが、50%ではよりくっきりと変化をしているのが伝わりますでしょうか？ 遠方の岩肌を比較するとより分かりやすいかもしれません！
以下は極端な例ですが… 遠方の塔のオブジェクトをかなり拡大して直撮りして、0%と50%で比較をしてみました。
0%では輪郭がぼやけているのが、4K Gamer Proの補正をかけるとよりくっきりと画像に現れるように見えます。
最後に、リンク(人物)の映りを比較した時にどのように見えるのか、確認をしてみます。
0%(4K Gamer Proなし)と20%で画面の映り方ががらっと変わっているのが分かります。
「よりクリアに見える」という表現が正しいでしょうか。直撮りですが画質の改善が伝われば幸いです！ 100%の設定にすると、かなり輪郭が強調されて見えます。
個人的には、100%の設定は、輪郭をハッキリと描画する結果、ゲーム本来の背景が歪んだ形で見えるように感じました。20%か50%の設定にすると、あきらかに画質の向上が見られます！
以上、ティアキンで画質比較を試してみました。
4K Gamer Proを使用することによる画質の向上が感じられれば幸いです。
4K Gamer Proを使ってみた感想
ここまで開封～実機プレイの様子を書かせていただきました。最後に本商品を使用した感想を纏めたいと思います。
まず、良かった点としては、ティアキンで試した通り、画質の向上は確実に期待ができます。ゲームの遠方がぼやっとしていた部分が、補正がかかり、よりくっきり見えるようになる効果が大きいです。
特にオープンワールドのゲームを遊ぶとき、PS系でも発売されているゲームをSwitchで遊ぶときに真価を発揮する商品だと思いました。 画質設定を自分好みに設定できるのもいいですね。
筆者はレビューの為に本商品を入手したのですが、その後日常的(主にティアキン！)に本商品を愛用させていただいております。
また、セッティングが非常に簡単な点も良いです！ ただHDMIに本商品を接続するだけなので、説明がなくとも準備ができます。
4K対応HDMIが必要な点と、USBから給電する手段が必要である点だけは注意してください。4K対応HDMIと本商品のセット販売もあるので、通常版Switchのみを持っている方はこちらの商品購入の検討を。
ここまで良い点を書きましたが、悪い点…というより懸念点についても、触れておきたいと思います。(書くかどうかかなり迷いましたが、レビューですので…！)
本商品、だいぶ攻めた価格設定だなと筆者は思いました。
希望価格24,800円(税込)です。
もう一度、24,800円です。
なんとSwitch Lite(21,000円くらい)が余裕で買えてしまいます。。
正直に申すと、本商品はあくまで画面出力に補正をかけて画質を少し向上させる、という機能のみのため、この価格設定ではかなり厳しい商戦になるのでは。と、思ってしまいました。
しかし、本商品は前述の通りMakuakeで公開がされております。では、最大42％OFFの14,400円(税込)（執筆13日地点の予定）で購入することができます。
本商品に少しでも魅力を感じた方は、今のうちに！購入するのが良いかもしれません。
もう一度Makuakeのサイトを貼っておきます笑
以上、4K Gamer Proのレビューでした！
せっかく手に入れた本商品。筆者はティアキンでフル活用させていただきます！
レビューまとめ
- 明確に画質が向上する (ぼやっとしていた部分がくっきりする感じ)
- セッティングが簡単
- 価格設定がかなり高め
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